特集 再発・転移をきたした婦人科がんの治療―標準治療を超えた挑戦―
Ⅰ.子宮頸癌
3.放射線照射野外の再発・転移腫瘍の治療―手術・放射線・化学療法選択のポイント―
古澤 啓子
1
,
武隈 宗孝
1
1静岡県立静岡がんセンター婦人科
キーワード:
再発子宮頸癌
,
照射野外再発
,
オリゴ転移
Keyword:
再発子宮頸癌
,
照射野外再発
,
オリゴ転移
pp.1225-1230
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000926
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要旨
一般的に転移病変がある場合には全身療法が行われるが,オリゴ転移では局所療法を組み合わせることで予後延長に寄与することが報告されている.同時化学放射線療法で局所が制御されている子宮頸癌の照射外再発腫瘍に対して治療を行う場合,限局した再発であれば放射線治療や手術療法などの局所療法が考慮される.全身化学療法の適応となる症例では免疫チェックポイント阻害薬や抗体薬物複合体による予後改善が期待される.
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