Japanese
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特集 がん放射線療法――最新治療技術とエビデンス
オリゴ転移への放射線治療と免疫療法
Radiation therapy for oligometastases and immunotherapy
田中 秀和
1
Hidekazu TANAKA
1
1山口大学大学院医学系研究科放射線腫瘍学講座
キーワード:
オリゴ転移
,
オリゴメタスタシス
,
体幹部定位放射線治療(SBRT)
,
免疫療法
,
免役チェックポイント阻害薬(ICI)
Keyword:
オリゴ転移
,
オリゴメタスタシス
,
体幹部定位放射線治療(SBRT)
,
免疫療法
,
免役チェックポイント阻害薬(ICI)
pp.1070-1073
発行日 2025年12月13日
Published Date 2025/12/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295111070
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近年,少数個の転移を有する,いわゆるオリゴ転移の患者に対して,根治または準根治的な強度の高い治療を行うことで長期生存につながる可能性が報告されるようになった.日常臨床でもこのような患者に対して積極的な治療を実施する機会が多くなっている.特に放射線治療に関しては,多くの研究結果から放射線治療後は抗腫瘍免疫が活性化されることが示唆されている.このことから,近年の免疫療法の著しい発展・普及と相まって,放射線治療と免疫療法との併用が大きな注目を集めている.放射線治療と免疫療法の併用による有用性は,in vivoのデータから臨床データまで多数報告されている.本稿では,これらのデータのうち代表的なものを紹介するとともに,現時点ではまだ明らかとなっていない点や,今後,明らかとなることが望まれる点を含めて述べる.

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