Japanese
English
症例
臨床経過より骨盤内放線菌症と考えられた1例
A case of pelvic actinomycosis considered from its clinical course
森内 航生
1
,
望月 愼介
1
,
宮下 幸一
1
,
武田 晃子
1
,
中島 由貴
1
,
丸尾 原義
1
1兵庫県立丹波医療センター産婦人科
キーワード:
骨盤内放線菌症
,
保存的加療
,
子宮内避妊器具長期留置
Keyword:
骨盤内放線菌症
,
保存的加療
,
子宮内避妊器具長期留置
pp.1049-1053
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000385
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
骨盤内放線菌症は診断に苦慮することが多く,また臨床所見が悪性疾患と類似しており外科的治療によってはじめて診断されることが多い.症例は55歳,20年前に子宮内避妊器具を挿入し以後放置していた.卵巣悪性腫瘍を疑われ当科紹介となったが,放線菌症を疑い保存的に治療することができた.子宮内器具長期留置者が骨盤内腫瘤を認める場合は,本疾患を念頭において診療を行うことが必要であると考えられた.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.