Japanese
English
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悪性腫瘍を思わせた側頸部放線菌症の1例—放線菌確認の経緯ならびに放線菌の分類学的位置について
ACTINOMYCOTIC INFECTION OF THE NECK THAT SIMULATED A CERVICAL MALIGNANCY
菅野 亨
1
,
藤井 正憲
1
,
後藤 健
1
,
森田 勝三
1
Toru Sugano
1
1大阪鉄道病院耳鼻咽喉科
pp.83-86
発行日 1970年2月20日
Published Date 1970/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207415
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Ⅰ.緒言
われわれは一見,頸部悪性腫瘍以外には考えられないような側頸部放線菌症を経験し,その概要を第16回頭頸部腫瘍研究会において報告したが,その際の討論から,放線菌症に対して抗生物質を多量に使用できる現在と,それ以前における状態とではいわゆるDruseの様相が異なり,菌塊と総称されているものの概念,および確認法にも,かなりの変化を必要とし,しかもその点が現在あまり認識されていないと思われる点があつたので,その症例について報告するとともに放線菌のDruse(granule)のKolben形成,すなわちperipheral mycelial fringe(club)の性状ことに染色性についておよび放線菌の分類に関して述べることにした。
A case of actinomycosis infection of the neck that simulated a malignant growth is reported. The staining difficulties which may be confronted in the peripheral mycelial fringe of the actinomyces with hematoxylin-eosin stain are stated to be overcome by resorting to gram stains. The classification of the actinomyces according to Dubos and Hirsch is further elucidated.

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