特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第3章 生殖内分泌
14.MRI画像による子宮腺筋症の分類
西田 正人
1
1国立病院機構霞ヶ浦医療センター産婦人科
pp.290-296
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000178
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子宮腺筋症の分類を,発育様式に基づいた形態,発生仮説に基づいた起源,病巣の局在に基づいた部位の3視点の組み合わせで試みた.形態は周囲に浸潤性に広がる浸潤性,ほぼ球形の塊を作る結節性,中央部に囊胞を形成する囊胞性に分け,起源は内膜側から発生する1型,漿膜側から発生する2型,筋層内から発生する3型に分けた.部位は部分性と全周性に分け,子宮の前後壁に病巣が分布し,かつ両者が連続するものを全周性とし,それ以外は総て部分性とした.分類の実際を画像を提示して解説した.
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