特集 子宮内膜症の病態と画像診断 ―温故知新
子宮腺筋症のMRI診断
坪山 尚寛
1
,
大西 裕満
1
,
中本 篤
1
,
太田 崇詞
1
,
福井 秀行
1
,
巽 光朗
1
,
富山 憲幸
1
1大阪大学大学院医学系研究科放射線医学講座
キーワード:
子宮腺筋症
,
子宮腺筋腫
,
MRI
,
junctional zone
Keyword:
子宮腺筋症
,
子宮腺筋腫
,
MRI
,
junctional zone
pp.786-796
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004706
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●T2強調像が診断のキー・シーケンスで,筋層内の異所性腺管を反映した点状高信号域と,平滑筋増生を反映した境界不明瞭な低信号域が特徴である.
●子宮筋層のjunctional zone側に首座を置く病変と,漿膜側に首座を置く病変があり,前者は分娩歴と,後者は骨盤子宮内膜症と関連する.
●子宮腺筋症の画像所見は多彩で,軽微な病変は子宮収縮のような生理的変化に類似し,進行した病変は内膜癌・肉腫などの悪性腫瘍と類似した像を呈しうる.
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