特集 子宮体部悪性腫瘍の最前線
Ⅱ.診断・治療の最前線
12.子宮内膜間質肉腫の診断・治療の最前線
加藤 友康
1
1国立がん研究センター中央病院婦人腫瘍科
キーワード:
WHO2020分類
,
子宮内膜間質肉腫
Keyword:
WHO2020分類
,
子宮内膜間質肉腫
pp.303-310
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000075
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要旨
・WHO第5版(2020年)では子宮内膜間質腫瘍と関連病変は,①子宮内膜間質結節,②低異型度内膜間質肉腫,③高異型度内膜間質肉腫,④未分化子宮肉腫の4つに分類されている.
・低異型度内膜間質肉腫が多く,発症年齢は46歳とほかの肉腫と比較して若い.
・その希少性から病理診断が困難で,中央病理診断が重要である.分子生物学的検査が補助診断となる.
・低異型度内膜間質肉腫の進行/再発症例に,内分泌療法(レトロゾール,MPA)が2021年10月に保険適用となった.
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