特集 子宮体部悪性腫瘍の最前線
Ⅰ.研究の最前線
2.子宮体がんのstem cell研究の最前線
石黒 竜也
1
,
榎本 隆之
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科産科婦人科学教室
キーワード:
がん幹細胞
,
3次元培養
,
アルデヒド脱水素酵素
Keyword:
がん幹細胞
,
3次元培養
,
アルデヒド脱水素酵素
pp.239-243
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000064
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要旨
腫瘍形成能・自己複製能・分化能をもつがん幹細胞が,がんの進展・増殖・転移に関与しているとする「がん幹細胞理論」が提唱され,多くのがん種で研究が進んでいる.当科ではアルデヒド脱水素酵素活性を有する子宮体がん幹細胞の意義を明らかにしてきた.がん幹細胞の特性の解明が新規治療への発展に寄与すると期待され,子宮体がん幹細胞の最近の研究動向と,がん幹細胞を標的とした治療の可能性について総説する.
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