特集 見逃さない! 内分泌疾患 意外なつながりを読み解く視点
よくある症状・検査異常に潜む内分泌疾患
月経異常や不妊で気づく多囊胞性卵巣症候群
木村 文則
1
1奈良県立医科大学産婦人科学講座
キーワード:
多囊胞性卵巣症候群(PCOS)
,
無月経・希発月経
,
不妊症
,
抗ミュラー管ホルモン(AMH)
,
インスリン抵抗性
Keyword:
多囊胞性卵巣症候群(PCOS)
,
無月経・希発月経
,
不妊症
,
抗ミュラー管ホルモン(AMH)
,
インスリン抵抗性
pp.987-991
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001919
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
・多囊胞性卵巣症候群(PCOS)は生殖年齢女性の5~15%に認められるきわめて頻度の高い疾患であり,2024年にわが国の新診断基準が策定された.
・新基準では抗Müller管ホルモン(AMH)や多毛所見が導入され,超音波検査が困難な症例や客観的評価が必要な症例での診断精度が向上した.
・最新の治療指針(2025年)では,肥満例への生活習慣改善を大原則とし,不妊治療の第一選択薬としてレトロゾールが推奨されている.
・PCOSは単なる排卵障害ではなく,肥満や糖尿病,子宮体がんのリスク因子であり,総合内科医による生涯にわたる健康管理が重要である.

Copyright © 2026, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.

