特集 どうみる? 多疾患併存 マルチモビディティへのアプローチ
マルチモビディティ診療における多職種連携・制度・研究
マルチモビディティ研究の現状と展望
青木 拓也
1
1東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター臨床疫学研究部
キーワード:
マルチモビディティ
,
マルチモビディティ・パターン
,
治療負担
Keyword:
マルチモビディティ
,
マルチモビディティ・パターン
,
治療負担
pp.769-773
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001862
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Headline
・マルチモビディティの定義は,まだ明確に確立していない.国際コンセンサスにより,定義に含める疾患リストと測定ガイダンスが提案されたが,普及が課題である.
・マルチモビディティを構成する慢性疾患の組み合わせには,一定のパターンが存在する.今後の研究課題として,パターンの背景にある要因の探求や,パターン別の介入法の開発・検証などがあげられる.
・マルチモビディティでは,複数の疾患や介入が相互作用を引き起こすため,より包括的かつ患者中心のアウトカムの重要性が高い.近年,重要なアウトカム指標として,「治療負担」が注目を集めている.
・マルチモビディティに対する介入の理論的モデルは複数存在するが,これらのモデルに基づいた介入の有効性を裏づける実証研究は,現時点では不十分である.

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