特集 “IBD専門医” にきいてみよう! 潰瘍性大腸炎の外来診療
シチュエーション別の外来診療と連携
外来診療における食事栄養指導
長堀 正和
1
1東京科学大学病院ヘルスサイエンスR&Dセンター
キーワード:
GLIM基準
,
food-related QoL
,
サルコペニア
,
チーム医療
Keyword:
GLIM基準
,
food-related QoL
,
サルコペニア
,
チーム医療
pp.311-315
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001696
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Headline
・潰瘍性大腸炎(UC)では内科治療の進歩により粘膜治癒の達成が比較的容易となってきているが,栄養状態や食事に関連したQOLの課題は依然として残り,独立した評価・介入が必要である.
・UC患者においても低栄養は一定の頻度で認められ,アルブミン値など従来の指標では不十分であるため,GLIM基準などを活用した多面的評価が重要となる.
・栄養指導は栄養素の充足のみならず,食事をめぐる喜びや社会生活への影響を含む「food-related QoL」に寄与する視点が求められる.
・炎症性腸疾患(IBD)患者ではサルコペニアが比較的高頻度に合併し,治療反応性や手術成績に影響を及ぼすため,栄養評価とともに,今後は筋肉量・筋力評価を取り入れることも検討される.
・医師・管理栄養士・看護師間で栄養指導の目的や評価結果を共有し,患者の食事における不安や情報不足に対応することが,UC診療におけるチーム医療の鍵となる.

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