特集 日常診療で出会ったら? アルコール・薬物・ギャンブル・ゲーム依存を知る
物質依存
アルコール依存の症状と治療-一般内科と専門医療機関での対応-
木村 充
1
1国立病院機構久里浜医療センター精神科
キーワード:
アルコール依存症
,
治療ギャップ
,
AUDIT
,
ブリーフ・インターベンション
,
心理社会的治療
Keyword:
アルコール依存症
,
治療ギャップ
,
AUDIT
,
ブリーフ・インターベンション
,
心理社会的治療
pp.1381-1384
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001588
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Headline
・多くのアルコール依存症患者が専門治療につながっておらず,プライマリ・ケアでの早期介入によって治療ギャップを埋めることが重要である.
・プライマリ・ケアでのアルコール問題のスクリーニングには,AUDITとその簡易版AUDIT-Cなどが活用しやすい.
・ブリーフ・インターベンション(BI)は,動機づけ面接を基盤に,患者の飲酒に関する行動変容を促す実践的かつ短時間の介入法である.
・治療は心理社会的治療を中心に,必要に応じて薬物療法や社会的支援も組み合わせた多面的なアプローチが求められる.
・早期介入から再発予防までの継続支援には,一般内科と専門医療機関の連携を強化し,地域全体で支える体制の構築が必要である.

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