特集 日常臨床で必ず出会うリウマチ膠原病疾患―自信がもてる実践ガイド
各論 日常臨床で頻度の高い疾患
脊椎関節炎の診断と治療
張田 佳代
1
,
副島 裕太郎
2
1横浜市立大学附属病院血液・リウマチ・感染症内科
2横浜市立大学附属市民総合医療センターリウマチ膠原病センター内科
キーワード:
乾癬性関節炎
,
X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎
,
鑑別診断
Keyword:
乾癬性関節炎
,
X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎
,
鑑別診断
pp.1329-1333
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001570
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・脊椎関節炎(SpA)は,血清反応陰性の体軸・末梢の関節炎として提唱された疾患群を基盤とする疾患概念である.
・診断に際してASAS分類基準が提唱されているが,わが国ではHLA-B27陽性率が低く,複合的に判断する必要がある.
・比較的若年の男性において,慢性的に持続する背部痛や,下肢優位の非対称性関節炎および付着部炎,指趾炎を認めた場合には本疾患を疑い,各種検査を講じる必要がある.

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