アルコール性肝障害の診断基準

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・2011年に，わが国のアルコール性肝障害の診断基準が改訂され，アルコール性肝障害の病型が①脂肪肝，②肝線維症，③アルコール性肝炎，④肝硬変および⑤肝癌に分類された．

・2018年に欧州肝臓学会が，2019年に米国肝臓学会がアルコール関連肝疾患に関するガイドラインをまとめ，①脂肪肝（steatosis），②アルコール性脂肪肝炎（アルコール性肝炎），③肝線維症，④肝硬変の4病型に分類された．

・抗ウイルス薬の開発に伴い，ウイルス性肝炎が駆逐される時代になり，アルコール性肝障害の治療・対策が重要になってきているが，そのためにもアルコール性肝障害の病型・病態に対する共通の認識が必要である．