特集 スキルアップ心不全治療―診断からフォローまで
逆紹介後の適切な心不全治療
HFrEFの新規薬物療法―ARNI,SGLT2阻害薬,イバブラジン,ベリシグアト―
松本 新吾
1,2
1University of Glasgow
2東邦大学医療センター大森病院循環器内科
キーワード:
heart failure with reduced ejection fraction(HFrEF)
,
guideline directed medical therapy(GDMT)
,
cardiovascular outcome
Keyword:
heart failure with reduced ejection fraction(HFrEF)
,
guideline directed medical therapy(GDMT)
,
cardiovascular outcome
pp.859-865
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000866
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Headline
・左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)の薬物治療はこの2010年代に入りさらなる進化をとげた.
・HFrEFではβ遮断薬,ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA),アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬/アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI),そしてSGLT2阻害薬の4種類の導入を検討することがまず推奨されている.
・上記の4剤に比較するとイバブラジンやベリシグアトの推奨度は下がるが,患者背景や用途にあわせ使用を検討することができる薬剤である.
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