特集 スキルアップ心不全治療―診断からフォローまで
逆紹介後の適切な心不全治療
HFrEFの従来の薬物療法―ACE阻害薬/ARB,β遮断薬,MRA―
近藤 喜代太
1
,
近藤 徹
1
1名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学
キーワード:
HFrEF
,
ACE阻害薬
,
ARB
,
β遮断薬
,
MRA
Keyword:
HFrEF
,
ACE阻害薬
,
ARB
,
β遮断薬
,
MRA
pp.851-857
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000864
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Headline
・左室駆出率の低下した心不全において,アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬,β遮断薬,ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)は予後改善効果が立証された標準治療薬である.
・これらの薬物を早期に導入し,その後いずれの薬物も忍容性がある限り最大用量まで早期に増量することが推奨されている.
・もし心不全治療薬の効果により左室駆出率が改善し無症状となったとしても,これらの薬物を中断してはならず,心不全治療薬を継続する必要がある.
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