特集 大きく変貌したリハビリテーション医療―超高齢・重複障害に対する医療の切り札
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ロボットのリハビリテーション医療への導入
粕川 雄司
1
,
宮腰 尚久
2
1秋田大学医学部附属病院リハビリテーション科
2秋田大学大学院医学系研究科整形外科学講座
キーワード:
脳卒中
,
脊髄損傷
,
ロボットリハビリテーション
Keyword:
脳卒中
,
脊髄損傷
,
ロボットリハビリテーション
pp.753-757
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000833
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Headline
・神経障害に対する有効なリハビリテーション治療の要素として,リハビリテーション治療の頻度・課題特異性・神経可塑性がある.
・2020年度診療報酬改定で「運動量増加機器加算」が算定できるようになり,特定のリハビリテーション機器を用いたリハビリテーション計画を策定し実施する際に,月1回に限り150点が加算される.
・脳卒中後の上肢麻痺に対するリハビリテーションロボットを併用した治療は,上肢機能と日常生活動作(ADL)を有意に改善する.
・脳卒中片麻痺者に対するロボットによる歩行リハビリテーション治療は,自立歩行を獲得する可能性が高く,亜急性期からでもその効果が期待できる.
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