特集 Choosing Wisely 内科医の賢明な選択とは
各論
腎領域の賢明な選択
長澤 康行
1
1兵庫医科大学総合診療内科学
キーワード:
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
,
アンジオテンシンII受容体拮抗薬
,
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
,
CKD
Keyword:
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
,
アンジオテンシンII受容体拮抗薬
,
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
,
CKD
pp.476-477
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000747
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賢明な選択を求められた臨床現場とその問い
症例
72歳男性.かねてより高血圧とともに,軽度の腎障害(CKDステージ3)と軽度の蛋白尿〔試験紙法で(+)〕を指摘されていた.降圧療法として,腎保護作用を期待して,アンジオテンシンII受容体拮抗薬の投与を開始したが,血圧は150mmHg/96mmHgと高値が持続していた.
問い
腎保護作用を期待して,追加の降圧薬としてアンジオテンシン変換酵素阻害薬を加えるべきだろうか?
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