特集 よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊―内科医と精神科医の連携のために
第2部 精神科との連携が特に必要な領域
14 精神疾患に関する遺伝カウンセリング
堀内 泰江
1
,
石黒 浩毅
2
1静岡社会健康医学大学院大学ゲノム医学領域
2山梨大学大学院総合研究部医学域臨床遺伝学講座
pp.113-116
発行日 2024年3月26日
Published Date 2024/3/26
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000664
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Summary
1.ゲノム医療が医療全域にわたって広く有効に利用される時代となっている.
2.遺伝性疾患の一部には,精神疾患を合併する疾患があり精神科医との連携が必要となる.
3.統合失調症,双極症などの精神疾患は家族集積性が認められ,発症の要因に遺伝がかかわっていることが知られているが,その多くは多因子遺伝の形式を示す.
4.医療者は遺伝情報の特性を理解し,当事者・家族の疾患・遺伝についての理解のために臨床遺伝専門医・遺伝カウンセリングの専門家との連携を行うことが重要である.
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