特集 フレッシャーズからベテランまで いま知りたい心房細動治療
抗凝固療法にまつわる諸問題
抗凝固療法の適応と注意点
田中 宣暁
1
1桜橋渡辺病院循環器内科
キーワード:
心房細動
,
抗凝固療法
,
DOAC
,
CHADS2
,
HELT-E2S2
Keyword:
心房細動
,
抗凝固療法
,
DOAC
,
CHADS2
,
HELT-E2S2
pp.31-36
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000550
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Headline
・非弁膜症性心房細動が心房細動の大半を占める.血栓塞栓症リスクを有する場合,DOACを基本とした脳梗塞予防を行う.
・CHADS2スコアを構成する因子とその他のリスク因子から抗凝固療法適応を判断する.
・わが国の心房細動血栓塞栓リスクを良好に層別化できるHELT-E2S2スコアの登場で,日常臨床における年間脳梗塞発症率を予測しやすくなった.
・塞栓症リスクと重複が多い,出血リスクも勘案しながら抗凝固療法を行う.
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