特集 虚血性心疾患up to date―内科医によるトータルマネジメント
問診・診察・診断
問診・身体診察のコツ
桑原 政成
1
,
三谷 治夫
1
1虎の門病院循環器センター内科
pp.600-603
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107454
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ポイント
◎患者が来院した最初の10分が勝負である.狭心症症状など詳細な病歴,身体所見,心電図所見,心筋マーカーに焦点を絞った早期リスク層別化を10分以内に行う.
◎問診で症状を聴取するときは“OPQRST3a”を使用する.
◎狭心症の症状は,胸部症状だけとは限らない.
◎リスク評価を早期に行う.高頻度,20分以上持続する胸痛,肺水腫,Ⅲ音,新規発症のラ音/僧帽弁閉鎖不全症の逆流音などは高リスクである.
◎身体診察では触診も忘れずに行う.
◎バイタルサインには常に注意を払う.
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