特集 今おさえておきたい呼吸器診療
おさえておきたい呼吸器疾患の診断・治療 喘息の診断と評価
中込 一之
1
1埼玉医科大学 呼吸器内科・アレルギーセンター
キーワード:
バイオマーカー
,
喘息
,
皮内テスト
,
診療ガイドライン
,
Allergen Extract
Keyword:
Asthma
,
Practice Guidelines as Topic
,
Biomarkers
,
Intradermal Tests
pp.1395-1400
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023029157
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<Headline>1 喘鳴や咳が発作性に出現し,気道可逆性や過敏性を疑わせる症状があり,喀痰より好酸球が検出または末梢血好酸球数が高値で,他疾患が否定されれば,気管支喘息の診断として,矛盾しない.2 喘息におけるアトピー素因の証明には,特異的IgE抗体の測定のほかに,プリックテスト,皮内テストが行われることがある.3 喘息におけるバイオマーカーとして末梢血好酸球数,呼気一酸化窒素濃度,喀痰好酸球比率などがあり,診断時に使用されるだけでなく,コントロール評価の補助的指標としても使用される.
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