発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006094805
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喘息発作に対する治療は第一選択が気管支拡張薬の短時間作用性吸入β2刺激薬であり,20分ごと1時間に3回まで繰り返す.気管支拡張薬による改善が不十分な場合や中発作以上では,ステロイド薬の全身投与を併用する.自己管理が重要であり,行動計画書(アクションプラン)を作成し指導する.症状のみに頼らず,ピークフロー値で分け,自己最良値の80%以上のグリーンゾーン,60~80%のイエローゾーン,60%未満のレッドゾーンに分けて具体的な対応を指示する.初期治療での改善が不十分な場合やハイリスク患者などは,入院治療を行う.入院中には患者教育を行い,維持治療の内容を見直す
©Nankodo Co., Ltd., 2006