特集 今おさえておきたい呼吸器診療
症状別にみた呼吸器診療 喀血のみかた
川島 正裕
1
,
守尾 嘉晃
1国立病院機構東京病院 肺循環・喀血センター
キーワード:
喀血
,
気管支鏡法
,
窒息
,
内視鏡的止血
,
呼吸療法
,
CT血管造影
,
患者重症度
,
気管支動脈塞栓術
,
胸部CT
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Hemostasis, Endoscopic
,
Asphyxia
,
Hemoptysis
,
Respiratory Therapy
,
Bronchoscopy
,
Patient Acuity
pp.1389-1394
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023029156
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<Headline>1 喀血の診療は,(1)窒息を防ぐための呼吸管理,(2)喀血の基礎疾患の診断と治療,(3)根本的な止血術(気管支動脈塞栓術・硬性気管支鏡・外科治療)導入の判断と実施,の3点に集約される.2 気管支動脈塞栓術(BAE)は,生命を脅かす喀血のみならず,反復性喀血に対しても治療適応が拡がっている.3 BAEの治療適応の決定ならびに治療対象となる血管の起始および走行のマッピングのため,CT-angiographyは不可欠な検査である.
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