COPD治療の新時代 21世紀の「社会的」生活習慣病 COPD治療のコントラバシー
COPDと喘息のオーバーラップ症例をどのように診断治療するべきか?
森島 祐子
1
1筑波大学 医学医療系呼吸器内科学
キーワード:
Steroids
,
炎症
,
気管支拡張剤
,
喘息
,
発生率
,
吸入投与
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
,
肺疾患-慢性閉塞性
Keyword:
Administration, Inhalation
,
Bronchodilator Agents
,
Asthma
,
Inflammation
,
Steroids
,
Severity of Illness Index
,
Incidence
,
Practice Guidelines as Topic
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.285-290
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014069718
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)と喘息とは本来異なった疾患であるが,両者の要素をもった症例が存在し,オーバーラップ症候群といわれている.COPDと喘息のオーバーラップ症候群は,COPD単独と比較し,増悪が高頻度でより重症であり,予後が不良である.COPDに喘息がオーバーラップした場合,吸入ステロイド薬をより積極的に導入する必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014