臨床例
腫瘍崩壊症候群を合併した混合型小細胞癌の1剖検例
川口 裕子
1
,
小林 玄弥
,
向井 彩
,
戸田 早苗
,
西山 和宏
,
松波 舞衣子
1名古屋市立大学医学部附属東部医療センター 呼吸器内科
キーワード:
腫瘍崩壊症候群
,
胸部X線診断
,
腫瘍侵入性
,
剖検
,
肺癌-小細胞
,
胸部CT
,
腹部CT
Keyword:
Tumor Lysis Syndrome
,
Radiography, Thoracic
,
Neoplasm Invasiveness
,
Small Cell Lung Carcinoma
pp.527-531
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022191533
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症例は68歳男性で、呼吸困難、右上腹部痛を主訴に、肺癌の診断にてcisplatin、irinotecanによる化学療法を施行した。化学療法施行後3日目に急激な意識レベルの低下、呼吸不全が出現して死亡した。病理解剖では腫瘍崩壊症候群(TLS)を合併した混合型小細胞癌が明らかになり、TLSによる高カリウム血症が死因となったことが推定された。
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