特集 明日の診療に役立つ 消化器内視鏡これ1冊
上部消化管 胃・十二指腸 胃ポリープの診断と治療
山本 桂子
1
,
田中 一光
,
小野 尚子
1北海道大学病院 光学医療診療部
キーワード:
Peutz-Jeghers症候群
,
胃炎
,
胃鏡法
,
胃疾患
,
胃粘膜
,
過形成
,
過誤腫
,
過誤腫症候群-多発性
,
大腸ポリポーシス-腺腫様
,
鑑別診断
,
線維症
,
ポリープ
,
Cronkhite-Canada症候群
,
待機療法
,
若年性ポリポーシス
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Fibrosis
,
Hyperplasia
,
Stomach Diseases
,
Hamartoma
,
Gastritis
,
Gastric Mucosa
,
Hamartoma Syndrome, Multiple
,
Gastroscopy
,
Polyps
,
Adenomatous Polyposis Coli
,
Peutz-Jeghers Syndrome
,
Intestinal Polyposis
,
Watchful Waiting
,
Juvenile Polyposis Syndrome
pp.128-134
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022140976
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1.胃ポリープとは、胃粘膜の限局性増殖により内腔に突出した病変の総称であり、一般的には良性の上皮性隆起性病変を指す。2.昨今のH.pylori感染率の低下やプロトンポンプ阻害薬(PPI)内服患者の増加などに伴い、わが国における各種胃ポリープの発見頻度や鑑別対象疾患、背景の胃粘膜に変化がみられる。3.胃ポリープの診断においては、各種病変の病理組織学的成り立ちを知るとともに、それを反映する内視鏡像を理解することが肝要である。さらに背景の胃内環境(背景粘膜)にも注目することで、病態の理解が深まる。
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