特集 オンライン診療・医療AI最前線
オンライン診療・医療AIと疾患管理 オンライン診療・ICTを介した新型コロナウイルス感染症診療
野村 和至
1
1野村医院
キーワード:
院内感染
,
病歴聴取
,
インターネット
,
遠隔診療
,
感染予防管理
,
外来診療
,
情報技術
,
COVID-19
Keyword:
Information Technology
,
Cross Infection
,
Infection Control
,
Remote Consultation
,
COVID-19
,
Medical History Taking
,
Ambulatory Care
,
Internet
pp.1277-1281
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021324095
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<Headline>1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、多くの医療機関は感染予防対策をとる必要があり、場合によっては患者と距離をおいた診療も増えた。様々なICTツールの導入は接触感染、外来での密集機会を減らすために有用と考えられた。2 「2020年4月10日の時限ルール」(0410時限ルール)により行われた初診の遠隔診療のほとんどが感染症に関するものであった。医療機関の多くが措置は感染予防に有用であったと評価したが、初診の電話診療そのものは有用でないという意見が多かった。3 COVID-19の流行に伴い急速にオンライン診療が広まったが、同時に厚生労働省の推奨する研修を受けていない施設が多く、さらには指針さえ読んでいない施設が一定数存在しており、不適切な遠隔診療も多いと考えられる。
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