特集 増えている大人の消化管アレルギー
食物アレルギー セリアック病
穗苅 量太
1
,
東山 正明
1防衛医科大学校 内科学(消化器)
キーワード:
セリアック病
,
血清学的検査
,
生検
,
発生率
,
アレルゲン除去食
Keyword:
Biopsy
,
Celiac Disease
,
Incidence
,
Serologic Tests
pp.941-944
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021278695
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<Headline>1 セリアック病(CD)は欧米ではcommon diseaseである。2 有症状者は一部といわれ、潜在的CDが多数存在するといわれる。3 グルテン除去食が有効なことが多いが、難治性の症例も存在する。4 HLAが発症に関連するため、日本人ではまれと考えられているが、欧米でも急速に増加しており将来的にこのまままれな疾患かどうかはわからない。5 過敏性腸症候群(IBS)などの機能性疾患と診断されている疾患にCDが含まれていることが指摘されている。
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