特集 日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害
日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害の診断と治療 不眠症の診断と治療
中島 英
1
,
鈴木 正泰
1日本大学 医学部精神医学系精神医学分野
キーワード:
催眠剤と鎮静剤
,
心理的ストレス
,
不眠症
,
睡眠衛生
,
生活指導
,
薬物投与量漸減
Keyword:
Stress, Psychological
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Sleep Hygiene
,
Hypnotics and Sedatives
,
Drug Tapering
pp.1589-1592
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021114916
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<Headline>1 わが国では約5人に1人が夜間睡眠困難に関する訴えをもち、高齢者や身体疾患をもった患者においては、よりその頻度は高い。2 不眠症状の存在だけでは不眠症とは診断されず、日中の機能障害が生じてはじめて診断される。3 睡眠衛生指導などの非薬物療法が初期介入となり、必要に応じて適宜睡眠薬を使用するが、一定期間の改善を得たら減薬・中止を検討する。
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