特集 患者指導、医師のこの一言が患者を変える
疾患別指導 睡眠障害、不眠症
平澤 俊之
1
,
井上 雄一
1東京医科大学 睡眠学講座
キーワード:
ナルコレプシー
,
運動療法
,
催眠剤と鎮静剤
,
食事療法
,
体重減少
,
不眠症
,
睡眠時無呼吸-閉塞性
,
睡眠衛生
,
生活指導
Keyword:
Sleep Hygiene
,
Weight Loss
,
Hypnotics and Sedatives
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Narcolepsy
,
Exercise Therapy
,
Diet Therapy
,
Sleep Apnea, Obstructive
pp.1025-1028
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023020830
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<Headline>1 不眠症の患者には、必要以上に寝床のなかで過ごさないように伝え、眠くなってから床に就くように指導する。間違えた生活習慣があれば是正するべきだが、過度な情報提供は逆効果になることがある。2 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の重症度は、減量、飲酒対策によって軽減する可能性がある。3 減量、飲酒対策は、共感的、支持的に接し、抵抗を示されても反論せず、押し付けず、自己効力感を高められる援助が重要である。4 ナルコレプシーの治療は、薬物療法に加え、十分な夜間睡眠、短時間の昼寝、適度な休憩、カフェイン摂取などの生活指導が重要である。
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