特集 患者指導、医師のこの一言が患者を変える
生活習慣の指導 よりよい睡眠のために
瀧井 稔
1
,
小曽根 基裕
,
内村 直尚
1久留米大学 医学部神経精神医学講座
キーワード:
飲酒
,
加齢
,
睡眠相
,
認知行動療法
,
不眠症
,
睡眠覚醒リズム
,
睡眠衛生
,
生活指導
Keyword:
Sleep Hygiene
,
Sleep Stages
,
Alcohol Drinking
,
Aging
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
pp.1071-1075
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023020838
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Headline>1 これまでわが国の不眠症の治療は薬物療法がメインであったが、近年では不眠症の認知行動療法(CBT-1)の有効性や睡眠衛生指導の重要性に注目が集まっている。2 睡眠で悩む患者は、自分の適切な睡眠時間を誤認しており、その誤認に基づいて不適切な睡眠努力および睡眠習慣を行っている可能性がある。3 患者をよりよい睡眠に導くためには、患者が年齢相応の睡眠時間を知り、医療者が患者の詳細な生活スタイルを把握し、不適切な睡眠努力や睡眠習慣の改善を目指す事が重要である。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.