特集 フレイルとその予防対策
フレイルの病態と新たな知見 フレイルとテクノロジーの動向と展望
浜田 哲
1
1日本電気 第一官公ソリューション事業部・クロスインダストリーユニット
キーワード:
テクノロジー
,
声
,
固視
,
人工知能
,
生体機能モニタリング
,
オペレーションリサーチ
,
社会変動
,
リスク評価
,
早期診断
,
フレイル
,
IoT (モノのインターネット)
Keyword:
Artificial Intelligence
,
Monitoring, Physiologic
,
Frailty
,
Fixation, Ocular
,
Voice
,
Risk Assessment
,
Operations Research
,
Internet of Things
,
Technology
,
Social Change
,
Early Diagnosis
pp.339-343
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020187177
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<Headline>1 世界各国で、視線や音声データを収集し、蓄積データをAIがバイオマーカーとして学習し予測することで、フレイルや認知症の早期発見や治療に適用する取り組みが活発になっている。2 世界でも類をみない高齢者課題先進国である日本でも、フレイルや認知症の予防と早期発見、治療と共生の課題解決に向けたテクノロジー開発が始まっている。3 今後も、5G通信や8K画像などの新世代テクノロジーの登場とデジタルネイティブな高齢者社会の到来を契機に、フレイル対策テクノロジーは飛躍的な発展と普及を期待できる。4 一方、AI技術を使ったフレイル予防介入は、特に課題先進国である日本がベストプラクティスの成果を示さなければならない。医産学連携チームによる臨床研究とテクノロジー開発がより重要な使命となる。5 また、個人に対して多角的に介入するには、乱立する各社の技術群を組合せて相互連携できる仕組みが望ましい。業界としてデータやAIの標準化に取り組む必要がある。
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