医療ビッグデータと外科 医療ビッグデータ総論
外科における医療ビッグデータ活用の世界的趨勢とわが国における展望
高橋 新
1
,
穴澤 貴行
,
後藤 満一
,
丸橋 繁
,
隈丸 拓
,
福地 絵梨子
,
宮田 裕章
1東京大学 医療品質評価学
キーワード:
外科手術
,
膵頭十二指腸切除
,
データ収集
,
入院期間
,
保健医療水準
,
ファクトデータベース
,
登録
,
アメリカ
,
イギリス
,
ドイツ
,
日本
,
フランス
Keyword:
Data Collection
,
France
,
Germany
,
United Kingdom
,
Japan
,
Length of Stay
,
Quality of Health Care
,
Registries
,
Surgical Procedures, Operative
,
United States
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Databases, Factual
pp.481-485
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016229897
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ビッグデータの活用は,医療においても活発である.国が主導する診断群分類(Diagnosis Procedure Combination:DPC)やNational Database(NDB)以外に,「保健医療2035提言書」では,National Clinical Database(NCD)などの医療現場主導の取り組みによる臨床データベースの充実を積極的に支援することが明示されており,関連学会などのみで活動されていた事業に国レベルで注力されている.これまで独立して実施されてきたデータベース事業を横断的に活用することで,より強固なエビデンスを創出することが可能であり,それらを整備することが今後の日本における課題となる.
©Nankodo Co., Ltd., 2016