特集 医療情報の利活用 現在と未来
II.医療情報の共有,利活用 災害時
和田 雅樹
1
1新潟県福祉保健部
キーワード:
医療情報学
,
災害対策
,
情報システム
,
プライバシー保護
Keyword:
Medical Informatics
,
Information Systems
,
Disaster Planning
,
Confidentiality
pp.1555-1560
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023018676
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▼災害時対応の原則はCSCATTTを確立することであり,被災・医療情報の的確な管理が重要である.▼院内での医療情報の収集・発信は,災害対策マニュアル等に則って被害報告書の提出によって行う.▼院外との情報交換は院内災害対策本部を通じて行うのを原則とするが,緊急時の情報管理手段として,EMIS,PEACE,専門領域や地域のネットワークなども有用である.▼患者情報は厳密に保護されなければならないが,災害時は個人の生命・健康保護の観点から,災害対策基本法によって,情報の共有・提供に関して平時とは異なった対応も認められている.
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