特集 感染症診療における迅速検査を知る
感染症診療における迅速検査を知る 遺伝子診断技術の導入 わが国の現状と課題を知る
宮入 烈
1
1浜松医科大学 小児科学講座
キーワード:
感染
,
分子診断技法
,
臨床検査サービス
,
ハイスループットヌクレオチド配列分析
,
マルチプレックスPCR法
Keyword:
Infections
,
Clinical Laboratory Services
,
Multiplex Polymerase Chain Reaction
,
High-Throughput Nucleotide Sequencing
,
Molecular Diagnostic Techniques
pp.1381-1385
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023012718
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▼核酸増幅法を用いた病原体遺伝子検査は迅速かつ精度の高い技術であるが,品質管理維持やコストが普及の妨げとなってきた.▼呼吸器・消化器・中枢神経系感染症の症候に対して複数病原体を検出する機器が開発され,COVID-19を契機に普及した.▼次世代シーケンサーを用いた病原体診断法の開発が研究室レベルですすんでいる.▼技術の可能性と限界を知り,適正な使用をすすめることが今後の進展に重要である.
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