特集 症例から考える小児泌尿器疾患:小児病院での私のみかた
急いで対応すべき小児泌尿器疾患 精巣捻転 新生児期から思春期までの対応
上原 央久
1
,
西中 一幸
1北海道立子ども総合医療・療育センター 小児泌尿器科
キーワード:
精巣摘出術
,
精索捻転症
,
カラーDoppler超音波診断
,
緊急手術
,
視診
,
精巣固定術
Keyword:
Orchiectomy
,
Ultrasonography, Doppler, Color
,
Spermatic Cord Torsion
,
Orchiopexy
pp.381-386
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022100734
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▼精巣捻転は新生児期の対応において出生時と、出生後の発症で対応が異なる。▼新生児期の精巣固定術は専門施設で行われるべきである。▼診断には超音波検査、カラードプラによる血流の確認が必須である。▼思春期では診断から可能な限り迅速に緊急手術を行う。▼思春期の精巣捻転は急性陰嚢症として鑑別が重要である。▼精巣捻転が否定できなければ外科治療を躊躇してはならない。
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