特集 小児科医の疑問に答える!子どもと新型コロナウイルス
治療・管理の疑問に答える 医療従事者の感染対策は?
満田 年宏
1
1東京女子医科大学 感染制御科
キーワード:
PCR法
,
換気(環境)
,
院内感染
,
消毒
,
患者から医療従事者への感染症伝播
,
感染予防管理
,
手指衛生
,
個人用保護具
,
COVID-19
Keyword:
Ventilation
,
Personal Protective Equipment
,
Disinfection
,
Cross Infection
,
Infection Control
,
Polymerase Chain Reaction
,
Infectious Disease Transmission, Patient-to-Professional
,
COVID-19
,
Hand Hygiene
pp.521-525
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021162910
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●新型コロナウイルス感染症においては、おもな伝播経路は飛沫感染であり接触感染がこれに続く。エアロゾルを介した感染ルートの関与の割合については今後のエビデンスの構築を待つ必要がある。●パンデミックの渦中の医療業務中は、サージカルマスク(ユニバーサルマスキング)と眼の保護具を常時着用し、マスク装着が可能な年齢の児にはマスク装着を促し感染予防する。●曝露リスクの評価項目としては個人防護具装着状況に加え、(1)患児との距離、(2)(直接触れるなど)接触度合い、(3)接触時間、(4)時間換気回数、(5)処置内容などが伝播のリスク要因となる。●エアロゾル発生時はN95マスク、眼の保護具、ガウン、手袋など適切な個人防護具を装着する。
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