特集 小児科医の疑問に答える!子どもと新型コロナウイルス
診療の疑問に答える 病原診断をどのようにすすめる?
河島 尚志
1
,
森地 振一郎
,
山中 岳
1東京医科大学 小児科思春期科
キーワード:
検体取り扱い法
,
ウイルス抗原
,
ウイルス抗体
,
診断用試薬キット
,
RT-PCR法
,
SARSコロナウイルス-2
,
COVID-19
Keyword:
Antibodies, Viral
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Antigens, Viral
,
Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction
,
SARS-CoV-2
,
COVID-19
,
Specimen Handling
pp.481-486
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021162903
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●診断方法は、核酸検出法、抗原検出法(定性、定量)、抗体検出法に分けられる。●検体採取にあたり、医療従事者に一定の曝露があるため、フェイスシールド、サージカルマスク、手袋、ガウンといった個人防護具による感染防御を要する。●症状発症から9日以内の者について、唾液を用いたPCR検査が可能である。●抗原検査は最近偽陽性の報告が多くあるため除くが、感度は37~53%である。●発症から10日間経過し、症状が軽快してから72時間過ぎれば、PCR検査なしで退院可能である。
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