特集 新型コロナウイルス感染症 理解と対策の現状
ワクチン開発
中神 啓徳
1
,
森下 竜一
1大阪大学 大学院医学系研究科健康発達医学寄附講座
キーワード:
ベクター(遺伝子)
,
ウイルス抗原
,
DNAワクチン
,
抗体依存性感染増強
,
医薬品開発
,
SARSコロナウイルス-2
,
COVID-19
,
COVID-19ワクチン
,
SARSコロナウイルス-2変異株
Keyword:
Antibody-Dependent Enhancement
,
Vaccines, DNA
,
Genetic Vectors
,
Antigens, Viral
,
SARS-CoV-2
,
Drug Development
,
COVID-19
,
COVID-19 Vaccines
,
SARS-CoV-2 Variants
pp.1551-1555
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022032403
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<Headline>1 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のワクチン標的抗原はウイルス表面のスパイク蛋白であり、免疫応答を惹起して、受容体結合部位などに対する中和抗体の誘導と細胞性免疫の活性化を誘導する。2 SARS-CoV-2のスパイク蛋白にも変異が報告されている。受容体との結合性を増強し感染力を上げる変異、受容体結合部位あるいはN末端において中和抗体からの逃避変異が確認されている。3 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンは、不活化ワクチンに加えて、ウイルスベクターワクチン、RNA・DNAワクチン、蛋白などを用いたワクチンなどの様々な手法を用いて開発が進んでいる。
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