特集 日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害
日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害の診断と治療 生活習慣病に随伴する睡眠-覚醒障害
佐藤 彰洋
1
,
松本 紘毅
,
葛西 隆敏
1順天堂大学 医学部循環器内科
キーワード:
レストレスレッグス症候群
,
睡眠-覚醒障害
,
不眠症
,
睡眠時無呼吸-閉塞性
,
夜間ミオクローヌス症候群
,
生活習慣病
Keyword:
Sleep Apnea, Obstructive
,
Nocturnal Myoclonus Syndrome
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Restless Legs Syndrome
,
Sleep Wake Disorders
pp.1611-1614
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021114920
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<Headline>1 睡眠障害と生活習慣病は現代社会の大きな問題である。睡眠の量と質が損なわれると、糖尿病、高血圧、脂質異常症に加え、心疾患や脳卒中のリスクが増大する。2 肥満者においては、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が重要な問題となるが、SASは単なる交絡因子ではなく、糖尿病や高血圧の発症に直接影響を及ぼすことが明らかとなってきた。3 睡眠障害と生活習慣病の間には双方向性の関連が存在しており、本稿では睡眠-覚醒障害が生活習慣病に及ぼす影響に関して、文献的報告を交えて概説する。
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