特集 学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
主要疾患に対する専門診療 一般小児科医が知っておきたいこと 学童期のてんかん、発作性疾患
白石 秀明
1
1北海道大学病院小児科・てんかんセンター
キーワード:
失神
,
鑑別診断
,
てんかん
,
夜驚症
,
心因性疾患
,
家族性発作性ジストニア
Keyword:
Night Terrors
,
Diagnosis, Differential
,
Epilepsy
,
Syncope
,
Familial Paroxysmal Dystonia
pp.37-43
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021085348
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●けいれん性疾患の鑑別は、まずは致死的なもの、重篤性が予想されるものからはじめよう。●この時期に発症するてんかんは、自然終息性と成人までもち越す例とが混在している。●成人にもち越す例に関しては、診断、そしてその説明には細心の注意をはらう必要がある。●脳波検査は積極的に、くり返し行おう。所見がなくてもてんかんであることがあるので注意を要する。●心因性非てんかん性発作は多く存在する。その症状の特徴を知ろう。
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