特集 小児血液・腫瘍疾患の最前線
研究の最前線 小児固形腫瘍のゲノム医療の展望
市川 仁
1
1国立がん研究センター研究所 基盤的臨床開発研究コアセンター
キーワード:
オーダーメイド医療
,
薬理遺伝学的検査
,
固形腫瘍
,
小児癌
Keyword:
Pharmacogenomic Testing
,
Precision Medicine
pp.505-510
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020164997
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●2種類のがん遺伝子パネル検査が保険収載され、わが国において保険診療下のがんゲノム医療が始まった。●現在のがんゲノム医療は、標準治療終了後の固形腫瘍患者に対して、遺伝子異常にマッチした治験等の治療を提供することをおもな目的としている。●小児がんにおいては成人とは異なる遺伝子異常が知られ、治療選択のみならず診断・リスク分類においてもゲノム情報に対するニーズが高い。●これらのニーズに応えるがん遺伝子パネル検査の開発が進められている。
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