特集 神経筋疾患、新たな治療の時代へ
合併症への介入 嚥下障害へのアプローチ
村上 てるみ
1
1国立病院機構東埼玉病院 神経内科
キーワード:
経腸栄養
,
静脈栄養
,
嚥下障害
,
気管切開術
,
筋緊張性ジストロフィー
,
筋ジストロフィー-Duchenne型
,
栄養管理
,
口腔ケア
,
Walker-Warburg症候群
,
嚥下食
Keyword:
Enteral Nutrition
,
Tracheotomy
,
Myotonic Dystrophy
,
Deglutition Disorders
,
Parenteral Nutrition
,
Muscular Dystrophy, Duchenne
,
Walker-Warburg Syndrome
,
Nutrition Therapy
pp.107-112
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020104632
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●摂食・嚥下障害は進行期に問題となるが、早期より多職種で連携し取り組むことが重要である。●摂食・嚥下障害の評価は、DMDやFCMDでは運動機能の退行がはじまる頃より、MyDについては筋症状と関係なく出現するため、診断がつき次第、定期的に行う。●口腔内の衛生状態を良好に保つことは摂食・嚥下機能を維持することにつながる。●胃瘻造設、誤嚥防止手術などの治療的介入は生命予後を大きく左右するため、実施時期を逸しないよう積極的に考慮する。
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