特集 神経筋疾患、新たな治療の時代へ
合併症への介入 呼吸障害へのアプローチ
石川 悠加
1
1国立病院機構八雲病院 小児科
キーワード:
呼吸機能検査
,
呼吸障害
,
神経筋疾患
,
診療ガイドライン
,
呼吸療法
,
呼吸理学療法
,
非侵襲的陽圧呼吸
Keyword:
Neuromuscular Diseases
,
Respiratory Therapy
,
Respiration Disorders
,
Respiratory Function Tests
,
Practice Guidelines as Topic
pp.93-98
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020104630
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●原疾患の進行に伴い、睡眠呼吸障害、気道クリアランス低下、誤嚥を認め、発熱や痰がらみや上気道炎、かぜから肺炎や無気肺、急性呼吸不全増悪、誤嚥性肺炎、窒息のリスクが高まる。●診断直後から、歩行が可能であっても呼吸の評価を定期的または症状やサインに応じて行う。●睡眠呼吸障害、咳および嚥下機能低下が起こりやすい。●急性や慢性の呼吸不全に対しては、気管挿管や気管切開を回避し、非侵襲的な呼吸管理と気道クリアランスが国内外のガイドラインにおいて推奨される。●タイムリーで専門性の高い呼吸リハビリテーションが肺の健常性維持や発達に不可欠である。
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