特集 HPVワクチンのこれまでとこれから-国際的評価を踏まえた課題-
日本の動向と今後の課題 HPVワクチンが高い接種率を回復するためのストラテジー
鈴木 幸雄
1
1コロンビア大学メディカルセンター 産婦人科
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
情報サービス
,
予防接種
,
パピローマウイルスワクチン
,
ソーシャルメディア
,
ワクチン接種拒否
,
予防接種率
Keyword:
Information Services
,
Vaccination
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Vaccination Refusal
,
Vaccination Coverage
,
Social Media
,
Papillomavirus Vaccines
pp.655-661
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022222711
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子どもへのワクチン接種において保護者のワクチン忌避は世界的な公衆衛生課題となっている。日本では積極的接種勧奨の再開により一定の接種率上昇は見込めるが、WHOが2030年までに掲げる15歳までのHPVワクチン接種率90%を達成するには、多面的アプローチが必要である。情報的・行動デザイン・予算的・規制的アプローチという4つの軸が相互補完的に機能していくことを目指したい。
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