特集 やせ・肥満と女性のヘルスケア
やせ・肥満と産科婦人科疾患 やせ・肥満と周産期アウトカム
増山 寿
1
1岡山大学 学術研究院医歯薬学域産科・婦人科学
キーワード:
出生体重
,
妊娠合併症
,
肥満
,
やせ
,
妊娠転帰
,
BMI
,
妊娠体重増加
Keyword:
Birth Weight
,
Obesity
,
Body Mass Index
,
Gestational Weight Gain
,
Pregnancy Outcome
,
Pregnancy Complications
,
Thinness
pp.493-496
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022182050
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わが国における妊娠可能年齢の女性の体格は、やせの頻度が高止まりし、さらに高度肥満も増加傾向にある。また、平均出生体重は減少し、低出生体重児の割合が増加している。わが国でも妊娠前体格や妊娠中の体重増加量が、胎児発育だけでなく周産期経過に大きく影響するといったデータが集積されてきた。やせでは、胎児発育不全、早産の頻度が高くなる。また肥満では、胎児発育過剰や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病の発症頻度が高くなる。やせ・肥満は周産期アウトカムに大きく影響する。
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