特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第3章)消化器内科・消化器外科 炎症性腸疾患
西田 大恭
1
,
国崎 玲子
,
青木 茂
1横浜市立大学附属市民総合医療センター炎症性腸疾患(IBD)センター
キーワード:
Azathioprine
,
Prednisolone
,
炎症性腸疾患
,
妊娠合併症
,
Mesalazine
,
周術期管理
,
Infliximab
,
栄養管理
,
Tofacitinib
,
Calcineurin Inhibitors
,
休薬
Keyword:
Perioperative Care
,
Infliximab
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Mesalamine
,
Prednisolone
,
Pregnancy Complications
,
Azathioprine
,
Calcineurin Inhibitors
,
Nutrition Therapy
,
Tofacitinib
pp.144-148
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140445
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<産婦人科医におさえてほしいポイント>IBDは生殖年齢に好発すること、わが国患者は今後も増加の一途をたどることから、今後産婦人科医がIBD症例の分娩、手術に遭遇する機会はさらに増える。新規治療薬が増えたことにより、寛解を維持し安全に分娩が可能な症例が増えている一方で、新規治療薬については妊娠・授乳に関する安全性のデータが十分でないものもあることに留意が必要である。妊娠・授乳中の治療薬や分娩形式の選択については、産婦人科と消化器科の医師で事前に意見をすりあわせておく必要があり、できれば事前に院内で多職種による勉強会を行い、知識を共有しておくことが望ましい。
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