小児･妊婦･高齢者に対するIBD診療
小児炎症性腸疾患に対する治療
余田 篤
1
1大阪医科大学 泌尿生殖･発達医学講座小児科学
キーワード：
Azathioprine
,
Crohn病
,
Prednisolone
,
炎症性腸疾患
,
大腸炎-潰瘍性
,
Mesalazine
,
成長曲線
Keyword:
Azathioprine
,
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Prednisolone
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Mesalamine
,
Growth Charts
pp.127-132
発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017217812
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小児の炎症性腸疾患(IBD)は潰瘍性大腸炎とクローン病のいずれにおいても,成人に比較して重症で,罹病期間も長期にわたり,成人より強い治療が必要なことが多い.また,診断時だけでなく,治療中も含めて成長を担保する必要があり,思春期に特徴的な心理的,社会的問題を伴いやすく,専門的カウンセリングも含めた心理的サポートも必要である.担当医はこのような特徴を理解して,可能なかぎり小児IBD治療の経験豊富な小児科医と連携して治療を遂行することが望ましい.
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