(第1章)新生児科･小児科･新生児外科 小児悪性腫瘍治療後のヘルスケア

＜産婦人科医におさえてほしいポイント＞小児悪性腫瘍治療後の合併症は、診断、治療時年齢、受けた治療によって個別性が高い。患者を紹介されたら、治療サマリーや診療情報提供書で治療情報を確認し、現在ある合併症と今後起こりうる合併症とを把握する。成人移行期に必ずしもすぐに治療介入を要さない場合もあるが、潜在的リスクが高い患者も多いのですぐにフォローオフにせず、早期発見･早期介入のためにも患者と医療者でニーズを確認し合いながらフォロー計画をたて、長期的な健康管理に努めることが望ましい。